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Article: No.7 Uraga Red Honey

No.7  Uraga Red Honey

No.7 Uraga Red Honey

Origin : Ethiopia
Region : Guji, Uraga
Producer : Zelalem CWS
Variety : Heirloom
Altitude : 1,900-2,200m
Processing : Red Honey
Crop year : 2020-21
精製処理場所での徹底した品質管理が生む安定したクオリティ
レラム・コーヒーウォッシングステーションは、オロミア州グジ、ウラガ、ソロモの標高2000mを超える高地にあるウォッシングステーションです。Tracon Tradingが所有するウォッシングステーションで、近隣に暮らす小規模生産農家から運び込まれたチェリーの生産処理が行われています。品質向上に向けて様々なルール作りを行っており、持ち込まれたチェリーは、プロセス前に再度ハンドピックが行われ、未熟豆、過完熟豆は取り除き、均一性の高い完熟のチェリーのみを厳選し、ウォッシングステーション側がチェリーの受け入れを行います。こうすることで、結果的に生産者の意識や収穫精度が高まり、毎年安定した品質を目指しています。そしてチェリーの果肉除去を行い、ハニープロセス(パルプドナチュラル)のコーヒーとして、乾燥が開始されます。ウォッシングステーション内には、200以上のアフリカンベッドがあり、それぞれのテーブルにコードが振られており、これによって各ロットの管理が適切に行われ、広大な乾燥場でありながらも、1つ1つのロットの状況が確認できるように管理されています。
グジの中でも標高の高いウラガは、有数の名産地
グジは、オロミア州に属するゾーンの1つで、この地に暮らすオロモの部族にちなんで名付けられました。ECXカテゴリーでは、古くはシダモとしてカテゴライズされていた為、シダモ・グジとカテゴライズされています。ウラガ、アドラ、シャキソ、ハンベラ、ケルチャの5つのウォレダ(郡部)でコーヒー生産が行われており、ウラガは特に標高の高いエリアとして知られ、北西部の州境に行くにしたがって2800mほどの山岳地帯が広がっています。
 この地に暮らす人々は、グジの由来ともなったオロモ族を中心に、ゲデオ族、アムハラ族などが暮らしています。ウォッシングステーションは、1970年代にエチオピアに導入されたと言われており、グジや隣接するイルガチェッフェ、シダモエリアは、その走りとされており、ウォッシングステーションの歴史は古く、エチオピアのウォッシュドコーヒーにおいて、代表的な生産地、そして高品質なウォッシュドコーヒーの名産地とされています。
COE受賞、高品質なスペシャルティコーヒーへ様々なチャレンジへ
トラコントレーディングはエチオピアの輸出業者のひとつです。エチオピアにとってコーヒーは、もっとも重要な農作物であり外貨獲得のための換金作物でもあります。トラコントレーディングではそのようなコーヒーに注目し、ヨーロッパやアメリカ、東洋、中東のスペシャルティコーヒー市場にエチオピアのコーヒーを輸出しています。また、エチオピア国内において6つのウォッシングステーションを構え、イルガチェフェとLimmu(リム)エリアには環境に配慮したウォッシングステーションを所有。品質の向上、認証の取得などを掲げ、持続的で高品質なコーヒー生産を目指いしています。
 そして、最高品質のコーヒーを提供し、エチオピアのコーヒー業界をけん引する企業となること、国際的に認知される企業をなることをビジョンとして掲げています。近年はエチオピアにおいてもCup of Excellenceが開催され、Tracon TradingもCOE受賞を果たし、高品質なスペシャルティコーヒーへ様々なチャレンジを日々行っています。

 Guji, Uragaエリア

Uragaエリアは、詳しい方曰く、かなりパワーのあるコーヒーでジンジャーのニュアンスを持ちながら青リンゴのようなフレーバーと甘さを誇り、ティーライクさも合わせ持つそうです。今回のコーヒーは、精製工程の印象もあるのか、ほのかに紫色を感じさせる傾向のあるように感じます。

3 comments

ベリーや青リンゴのようなフルーティの酸と甘さのバランスのよさがとても魅力的なコーヒーだなと思いました。
抽出は、甘さを引き出してあげるイメージで、ゆっくり落としてあげるとよいかと思います。トータル2分30秒位で抽出してあげてはいかがでしょうか。
チーズ系のデザートと相性が良さそうです。

オザワ (バリスタ担当)

キラリと光るフレーバーがハニー精製で包まれているようで面白いコーヒーだと思いました。ただ、表現する上では一癖あるように感じました。もう少しクリーンに焼けていたら…というのが本音です。ですので、皆さまは抽出の際にはぜひクリーンにサラッと(時間早めに?)淹れてみてください!笑 静の中にある光る魅力、かなり探り甲斐のあるコーヒーかと思います。

こだま(ロースト担当)

浅煎りコーヒー界隈的に今年の当たり豆の予感がしてて、すでに多くのロースターさんが販売されています。ぜひ飲み比べてみていただけると嬉しいです。私は大阪のお店で素敵な味覚の出会いがありました。めずらしいエチオピアのHoney製法です。毎週かなりのカップ評価をしていますが、こういう特殊製法のものは、あまり期待はしていなかったのですが、想像以上に風味豊かで驚きました。(何でも先入観なく評価しないといけないですね)

 Gujiの中の、Uragaエリアでさらにハニー製法が日本で飲めるということ自体が、数年前から大きく時代がかわっていることを実感します。トップクオリティのコーヒーが美味しいのは当たり前なのですが、こういうエチオピアの中でもミドルゾーンだと各店舗の個性が出やすいですし、抽出でもいろんな可能性があると思います。

高仲(品質管理担当)

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