No.9 Niguse Gemeda Mude Natural
Origin : Ethiopia
Region : Bure woreda, Sidama
Producer : Niguse Gemeda Mude
Variety : 74158
Altitude : 2,320-2,380m
Processing : Natural
Crop year : 2020-21
Region : Bure woreda, Sidama
Producer : Niguse Gemeda Mude
Variety : 74158
Altitude : 2,320-2,380m
Processing : Natural
Crop year : 2020-21
カップ・オブ・エクセレンス(Cup of Excellence:以下COE) は、高品質のコーヒーを競う最も権威あるコンテストです。
各開催国で毎年何千ものコーヒーが出品され、甘さ、フレーバー、質感などの8項目を評価し、最終的に数十までのコーヒーに絞られランキングされます。
受賞したコーヒーはプレミアム価格で全世界のバイヤーが参加するオンラインオークションで販売され、オークション収益のほとんどが農家の元へ支払われます。
COEは透明性の高いインフラを構築し、 農家の努力やハードワークが正当な評価、報酬に繋がるプログラムです。
各開催国で毎年何千ものコーヒーが出品され、甘さ、フレーバー、質感などの8項目を評価し、最終的に数十までのコーヒーに絞られランキングされます。
受賞したコーヒーはプレミアム価格で全世界のバイヤーが参加するオンラインオークションで販売され、オークション収益のほとんどが農家の元へ支払われます。
COEは透明性の高いインフラを構築し、 農家の努力やハードワークが正当な評価、報酬に繋がるプログラムです。
2020年のCOEは、COVID-19感染症の世界的な流行を背景に、コーヒー生産国での国際審査の開催を取りやめました。
国内審査は従来通り生産国で行われますが、国際審査は世界6箇所のスペシャルティコーヒー関連企業をグローバル・コーヒー・センター(GCC)に認定し、そこに生豆を送付して十分な感染対策を講じたうえで審査する、という形式に変更されました。
2020年、初めて実施することになったエチオピアCOEに関してはサンプルをポートランドのACEオフィスに運んで、ポートランドでの審査が行われたとのことです。
国内審査は従来通り生産国で行われますが、国際審査は世界6箇所のスペシャルティコーヒー関連企業をグローバル・コーヒー・センター(GCC)に認定し、そこに生豆を送付して十分な感染対策を講じたうえで審査する、という形式に変更されました。
2020年、初めて実施することになったエチオピアCOEに関してはサンプルをポートランドのACEオフィスに運んで、ポートランドでの審査が行われたとのことです。
これまでは国際市場とのつながりがなく、地元のバイヤーとECX(国営のコーヒー機関)にコーヒーを販売していました。
かかる手間と品質に比べて買取価格が安かったために落ち込むことも多かったそうですが、ここ2年の間にスペシャルティコーヒーのバイヤーが訪れるようになり、価格が向上したとのことです。
訪れるバイヤーが彼のナチュラルプロセスのコーヒーを非常に高く評価するため、カップ・オブ・エクセレンスにもナチュラルを出品することにし、みごとエチオピア初のカップ・オブ・エクセレンスで、最初の優勝者に輝きました。
かかる手間と品質に比べて買取価格が安かったために落ち込むことも多かったそうですが、ここ2年の間にスペシャルティコーヒーのバイヤーが訪れるようになり、価格が向上したとのことです。
訪れるバイヤーが彼のナチュラルプロセスのコーヒーを非常に高く評価するため、カップ・オブ・エクセレンスにもナチュラルを出品することにし、みごとエチオピア初のカップ・オブ・エクセレンスで、最初の優勝者に輝きました。
「1位になることを目標にしていました。この結果によって私たちの素晴らしいコーヒーを宣伝し、利益を得る機会を得られることに興奮しています。」
「特別な賞を受けることができとても光栄に思います。この結果は、これからの励みになります。」と語っています。
自身のコーヒーの品質について、土地(環境)に恵まれているのではないか、と彼は語りますが、カップ・オブ・エクセレンスに向けてすべての工程を整え準備したそうです。
自分のコーヒーが優勝したことを受けて、近隣の生産者にも市場の注目が集まる機会になったことを喜んでいるそうです。
上品なシトラスフレーバーを感じやすいSidamoエリア
シダモらしさといえば、シトラスノート。このNiguseは流石のクオリティで、温度帯で様々な表情が見える複雑な味わいです。甘さ、スムースな質感のバランスが素晴らしいと思います。同じSidamoだとNo.3のTamiruです。雰囲気は似ていますが、見えてくるフルーツが結構違うので飲み比べると面白いです。
3 comments
お湯を注いだ瞬間から黄色いお花の香りで周囲が華やかになりました。
カッピングでもフィルターで淹れても冷めていくに従ってすみれのような紫色の花に変化してとてもエレガントな印象です。
エチオピアの豆の抽出の時によく感じることは、お湯の落ちるスピードが遅いです。お湯を注いだときからいつもより気持ち早めに注ぐと狙った時間で抽出できます。
今回は試せていませんでしたが、個人的にはエアロプレスで淹れるとさらに華やかさとフルーティさが凝縮されていいのかなと感じました。
オザワ (バリスタ担当)
ニグセは紫色の印象が強い、ボディ感の質感がリッチなコーヒーです。少し火の入りがある印象からスタートしますが、最終的には厚みのある巨峰のような印象で、ワイン好きの方などにはかなり受けそう!と思いました。何よりもこの厚みがポイントなので、焙煎ではそこを特に意識しています。(季節の変わり目でコントロールが難しい時もあるのですが…)誰が飲んでも美味しいので、ちょっとしたイベントでの使用や卸販売でも人気な一品です。今回の投票でもすでに多くの票を獲得していますね^^
こだま(ロースト担当)
エチオピア初のCOEで見事に優勝したニグセゲメダさんのニュークロップのナチュラルです。ご縁があって丸山珈琲さんルートで入手しています。No.3と並ぶトップクオリティ豆です。丁寧に収穫された王道のナチュラルといった感じで、今年も25位で、入賞するだけでも難しいのに連続して入賞できており既に安定したクオリティに到達しているのがすごいです。
品質に関しても申し分なくて、面白いのは温度帯でどんどんイメージが変化していきます。最初はメロン、マスカットのような緑のフルーツのイメージでだんだんと冷めるにしたがって赤紫系のイメージに変化していきます。
ぜひ色のイメージを考えながらじっくりと楽しんでいただきたい一杯です。
高仲(品質管理担当)
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