No.3 Tamiru Tadesse Tesema Natural
Origin : Ethiopia
Region : Sidama, Bensa
Producer : Tamiru Tadesse Tesema
Variety : 74158
Altitude : 2,450m
Processing : Natural
Crop year : 2020-21
Cup of Excellenceで5位をマークしたロットと同じ豆が桜梅桃李にも登場!
Tamiru Tadesseさんは、8年前からコーヒービジネスを行っているコーヒー業者です。シダマ地方のベンサゾーンにあるデロ・ケベレの約200の農家と仕事をしています。彼が所有する推定80ヘクタールの土地から、約18万2,000キログラムのレッドチェリーを集めています。Tamiruさんは、メッシュワイヤーの入ったベッドで乾燥させた嫌気性発酵とナチュラルのコーヒーを精製します。
精製したコーヒーは、主に中国を中心とした国際市場で販売しています。しかし、新たな市場を開拓し、Bensaのコーヒーのユニークな風味を広めたいと考えていたと言います。「Cup of Excellence 2021に参加したのは、私たちの農家が栽培しているコーヒーを宣伝し、より良い市場との連携を確立して農家の収入を向上させるためです」と述べています。
上品なシトラスフレーバーを感じやすいSidamoエリア
シダモらしさといえば、シトラスノート。このTamiruは、青系のシトラスを感じさせます。温度帯で様々な表情が見えますし、甘さ、スムースな質感のバランスが素晴らしいと思います。同じSidamoだとNo.9のNiguseです。雰囲気は似ていますが、見えてくるフルーツが結構違うので飲み比べると面白いです。
3 コメント
温度が暖かいうちは、シトラスやジンのようなボタニカルな爽やかさを感じ、冷めてくると今の時期に咲く金木犀の香りがふんわり現れます。
もう少し冷めると、ストロベリーのような甘さもでてくるので、スチームミルクを少し加えればストロベリーラテができそうですね!短時間で表情がコロコロ変わる女の子みたいなコーヒーです。
オザワ (バリスタ担当)
焙煎1回目からかなり華やかで、ただならぬ存在感があったTamiru。特別なイベントでも使用していただいて、多くの方からも大絶賛いただきました!個人的な第一印象はラムネがバンバンでした。(シュワシュワ、といっても過言ではないかもです。)少し穏やかになってくると青リンゴが強調されてきたと感じます。エイジングでもだいぶ印象が変わることもあるかと思いますので、ぜひ経過を楽しんでいただけばと思います!
こだま(ロースト担当)
Tamiruは、緑や青のフルーツイメージのする現ラインナップでも1,2を争うクオリティで、とても人気商品です。船便ではなく、航空便でエチオピアから届いているので、こういうフレッシュな状態で美味しい皆様へお届けできるのが、私たちの一番のやりがいです。今後もこういう大きなお店ではできないことをやっていきたいなと思っています。
このお豆の事情なのですが、7月7日深夜から翌8日の朝まで、エチオピアCOE2021のオークションがおこなわれました。実はオークションには出品できる数量のルールがあり、MAX1350kgまでとされています。ですので、それ以上はオークションでは販売できません。そこでこのような未出品のものをご縁があり私たちも今回仕入れることができました。
なのでもともとオークションへ出品するものだっただけに、豆を見ていただけるとわかるのですが、スクリーンサイズも揃っており、焙煎の色むらも少ないです。上品なナチュラルで、焙煎でもずいぶんイメージが変わるので面白いです。
どんな抽出でも楽しいと思いますが、やはりフィルターコーヒーでスタンダードレシピでシンプルにまず楽しんでいただけたら嬉しいです。
高仲(品質管理担当)
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