Coffee Tips
コーヒーをおいしく飲むには
みなさんは普段どのタイミングで焙煎されたコーヒーを楽しんでいますか?焙煎後のコーヒーは、エイジング/レスティング(豆を寝かせる)期間や保管状態において味わいが変わってきます。もちろんそれにおいてはどんな焙煎かも影響してきます。
少し意識するだけで変わってくるおいしさのタイミング、飲み頃の期間と保存方法をこちらで見ていきます!
◎コーヒーの飲み頃期間
焙煎日から14日~28日が一番の飲み頃です。
飲み頃や美味しい期間というのは、焙煎の良し悪しに大きく影響を受けます。
例えば強い火力で短時間に焙煎すると、フレーバーのある力強いカップになる可能性が高いですが、一方で数日で大きく風味が落ち込むことがあります。ですので、ただ焙煎したコーヒーがおいしく長い期間楽しめるというわけではなく、技術をもった焙煎人が細心の注意を払って丁寧にローストすることが重要なのです。
また、焙煎機の種類によってはおいしさのピークはさまざまです。熱風焙煎ですと長めに寝かせた方がよいですし、当店のギーセンのような半熱風焙煎ですと場合によってはピークが少し早めにきます。もちろん焼き方によっても変わるので、一概に正解はありませんが、2〜3週間エイジングをおすすめするお店は多いように感じます。
当店含め、ベストを楽しんでほしいという思いで、意図的に焙煎期間をずらして発送するケースもあります。お店によっては、3週間などピンポイントに決めて提供するケースもあるようです。
エイジングが待てない!という方もご心配なく。日数の経過によって、コーヒーの味わいが変化していくのを楽しむのも飲み方の一つです。
◎コーヒー豆の保存方法
密閉した袋にいれ、常温での保存がおすすめです。
冷蔵庫での保存もメリットはありますが、温度差により湿気を含んでしまい風味を落とすことがあります。
また、冷蔵庫での保存はエイジングを阻んでしまうので、自然体でゆっくりとエイジングさせると、味わいの変化も楽しめます。
◎長期保存のおすすめの方法
長期保存は冷凍庫がベストです。ただし以下の点に注意してください。
- 冷凍する際は、コーヒー袋やジップロックなど密閉が強いものに入れる。密封しないと、冷凍庫内にある他の食材からの匂いが移ってしまいます。
- 常温に戻るまでは、密閉袋を開封しない。冷凍庫から取り出す際に、常温との温度差で湿気を帯びてしまうため、普段の条件と異なってしまい抽出が難しくなってしまいます。
エイジング期間などで大きく変化するコーヒーの味わい、ぜひ日々のコーヒーをおいしく楽しむためにひと手間かけてみてください!